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大阪の大学に通うため、一人暮らしを始めた僕。親戚が格安で貸してくれたその部屋は、本来ファミリー向けのマンションなので、近所には多くの人妻が住んでいました。513号室の佐倉さん。515号室の新井山さん。516号室の稲垣さん。彼女たちとは毎朝顔を合わせるのですが、挨拶以上の会話はしたことがありません。近いようで遠い、現代社会においてはごく普通のご近所関係でした。しかし、ある暑い日の昼下がり・・・。僕は隣に住む佐倉さんに声をかけられました。「家にビール余ってへん?」そこから、僕達の関係は大きく変わることになったのです。
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